投資家の皆様へ

ユニークな総合映像プロダクションとして、
新たな事業創造を通じて、映像文化の発展に貢献します

東北新社は、他の追随を許さないユニークな総合映像プロダクションとして、創業以来培った精神を新たな事業創造へとつなげ、『映像文化の創造と発展』に貢献してまいります。永続する企業集団を目指し、自ら創造した成果によって、人々に新しい驚きや喜び、そして感動を与えることが、私たちの使命です。

当社事業と密接な関係にあるテレビメディアは、依然、巨大であり続けていますが、テクノロジーの飛躍的進化により、ネット・モバイルやVR等の新領域が拡大し、新たな成長機会が広がっております。東北新社は、個別事業の強みを活かすとともに、グループを一体的に束ね、事業横断的に新規事業開発に努めてまいります。

広告プロダクション事業では、一昨年発足した新体制が功を奏し、市場シェアの反転上昇を達成しました。また国内外の広告賞においては、国内最大の広告祭ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSにおいて、TVCM部門・WEB動画部門の2つの主要部門でグランプリを受賞するなど、多数の作品が受賞実績を残しました。これらに加え、多数の企業賞を受賞しました。アジア最大の広告祭アドフェストでのProduction Company of the Year受賞、またカンヌライオンズにおいてはパルムドール4位入賞を果たしました。これは、近年アジアで受賞したのは当社のみとなります。個々の作品のみならず優れた映像作品を多数生み出す集団、プロダクションとしてトータルに高い評価を得られたと自負しております。

メディア事業では、飽和しつつある有料放送市場から新たな成長領域を求めるため、ネット配信や4K放送、会員サービス強化、海外市場展開など事業領域の拡大を積極的に進めております。
当社チャンネル事業の基幹ブランドであるスターチャンネルでは「すべては映画ファンのために」をスローガンに、抜本的な強化策を実施しております。昨年は、インターネット配信を本格的にスタートとするとともに、リ・ブランディングキャンペーンを開始いたしました。BS10無料枠の拡充を行い、「映画をもっと。」のキャッチコピーとともに劇場公開新作情報の充実、映画への熱き思いを語る映画情報番組などを提供しております。加えて独自調達した洋画を「STAR CHANNEL MOVIES」と冠して、劇場公開をはじめ独占提供するなど、単に映画を見せるだけのサービスではなく、唯一無二の映画ファン・コミュニティーサービスへと脱皮すべく活動を強化しております。世帯数は足下の純減トレンドから脱し、反転傾向を見せてきたところです。
またグループチャンネルブランド「ファミリー劇場」が本年4月より、米国の2大有料衛星放送のひとつ「DISH Network」にて独自編成の日本語放送をスタートいたしました。

コンテンツプロダクション事業では、東映との共同企画・製作作品「終わった人」が6月9日に全国ロードショーとなりました。この作品は東映と企画段階から一緒にスタートし、当社が制作した作品です。このように受託業務だけでなく、企画段階から関わり、さまざまな映像作品を充実させるよう、今後も努めてまいります。

プロパティ事業や物販事業では、顧客接点の強化を打ち出すべく、キャラクター専用サイトの開設や、店舗の抜本的リニューアルなどを進めてまいります。

今後、CM制作における送稿のプリントレス化の進展などが利益減要因となりますが、制作業務単体での利益確保を強化するとともに、自らネットワーク送稿の事業も手がけることで、残存するプリント業務の受託を目指してまいります。
そして、引き続き将来成長へ向けたR&D投資を強化してまいります。今年度は特に、12月に開始される4K放送への投資を筆頭に、コミュニティービジネス開発、顧客接点の強化などのテーマで実施してまいります。
また時間外労働の解消や働き方改革などを通じて、生産性を高めるとともに、ワークライフバランスに配慮した環境を整備することが求められています。成長基盤投資として、新たな業務・基幹システムの導入や、支援ツール・サポート人材の強化、さらに採用・研修をはじめ、人材投資・育成の強化をすすめてまいります。

お客様や社会からの信頼を大切にしつつ、次世代の成長事業を育成するための積極的なR&D投資を通じて、一層の企業価値向上を目指してまいります。今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

東北新社 代表取締役社長植村  徹

東北新社 代表取締役副社長二宮 清隆