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総務省職員との会食問題に関する関係者の処分等について

東北新社

弊社役職員が総務省職員と会食を行った件(以下、本件)につきましては、弊社の一部役職員の行動に起因して、会食参加者である総務省職員が国家公務員倫理規程違反で懲戒処分を受けるという重大な事態を招き、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

弊社におきましても、独自に、本件の事実関係を究明し、弊社グループのガバナンス強化に取り組むため、弊社とは利害関係を有しない外部専門家を委員長とする特別調査委員会(以下、本委員会)を2月12日に設置し、調査を進めてまいりましたが、本日、本委員会から現時点までに判明した事項に関する報告(以下、中間報告)を受けましたので、それに基づき、弊社取締役会で協議の上、関係者を下記のように処分いたします。

本委員会は今後も調査を行い、事実関係のさらなる究明と本件に関する原因の分析および再発防止策の提言を行う予定です。弊社は今後も、本委員会の調査に全面的に協力し、本委員会からの調査報告書を受領次第、速やかな報告等必要な対応を行ってまいります。

【処分の内容】

(1) 木田執行役員 弊社執行役員を解任。
また、株式会社スター・チャンネルの監査役、株式会社ファミリー劇場の取締役および株式会社東北新社メディアサービスの代表取締役社長・取締役を辞任。

(2) 三上取締役執行役員 弊社執行役員を解任(弊社取締役は辞任)。
また、株式会社スター・チャンネルの取締役、株式会社囲碁将棋チャンネルの取締役、株式会社スーパーネットワークの取締役および株式会社ザ・シネマの代表取締役社長・取締役を辞任。

(3) 菅統括部長   就業規則に基づき懲戒処分を行い、メディア事業部趣味・エンタメ
コミュニティ統括部長の任を解き、人事部付とする。
また、株式会社囲碁将棋チャンネルの取締役を辞任。

中間報告概要では、弊社執行役員木田由紀夫(以下、木田執行役員)は、総務省職員との会食等について、弊社またはその子会社が利害関係者に該当し得ることから、コンプライアンス上十分に留意する必要があるにもかかわらず、その意識が希薄あるいは欠如していたため、自ら主導して多数回の会食を実施し、弊社がその費用を負担したことが認められております。

また、弊社取締役執行役員三上義之においても、木田執行役員を管理監督すべき立場にありながらそれを怠り、自らも複数回の会食を主導しており、弊社統括部長菅正剛も、上記留意を欠き、総務省職員との会食に多くは木田執行役員に従って参加していたという事実が認められました。弊社としても、かかる弊社役職員のコンプライアンス意識の欠如等が、会食の相手方である総務省職員の国家公務員倫理規定違反による処分という重大な結果を招来したものであると認識しております。

なお、弊社前社長二宮清隆は、自ら上記会食に同席する機会があり、また、木田執行役員等に対する監督責任等を果たせなかった点を深く反省し、自ら代表取締役社長を辞任致しました。

本委員会は今後も、基幹放送事業者の認定の更新手続きの具体的実務についても調査を行い、事実関係のさらなる究明と本件に関する原因の分析および再発防止策の提言を行う予定です。弊社はこれに全面的に協力し、本委員会から調査報告書を受領次第、速やかな報告等必要な対応を行ってまいります。

株式会社東北新社
代表取締役社長 中島信也

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