―次世代の声優・演劇人育成に貢献― 音響監督の清水洋史が桐朋学園芸術短期大学にて特別講義を実施
2025年6月30日(月)、東北新社 音響字幕制作事業部の音響監督である清水洋史が、桐朋学園芸術短期大学にて、「声優と映像音響の世界」をテーマに特別講義を行いました。本講義は、芸術科演劇専攻の学生を中心に、約80名が受講しました。
桐朋学園芸術短期大学では、学生が演劇人として幅広い教養を身につけることを目指し、各分野の第一線で活躍する表現者や研究者を講師に招いた講義を積極的に実施しています。今回の特別講義も、その一環として行われました。
特別講義で、清水監督はまず自身の舞台演劇の経験と現在の音響監督としての業務内容を紹介。さらに、映像音響の発展の歴史、舞台俳優の演技と声優の演技の違い、声優キャスティングの考え方、そして演出家の存在意義といった、映像音響の多岐にわたる側面を豊富な経験と独自の知見を交えながら解説しました。

受講した学生からは、
「演出という仕事の責任の重さと奥深さに驚いた」
「自分が何になりたいのか、新しく考えることのできた有意義な時間だった」
「今後自分が演劇という世界で、どの立場で生きていきたいか考えるきっかけになった」
「声優という仕事の奥深さ、そして難しさを改めて実感した」
といった声が寄せられました。
本講義を通じて、演劇の多様な可能性を発見し、自身の将来について深く考えるきっかけとなれば幸いです。
東北新社は今後も、映像業界の人材育成に貢献してまいります。
音響監督 清水洋史

愛知県出身。1996年東北新社に入社し、海外映画・ドラマやアニメ、ゲームまで、幅広いジャンルの吹替・音響演出を務める。
【代表作】
・アニメ(音響監督):『窓ぎわのトットちゃん』、『金の国 水の国』、『ルパン三世』シリーズ、『地球外少年少女』など
・海外映画(吹替演出):『スター・ウォーズ』シリーズ、『007』シリーズ、『ゴーストバスターズ』シリーズなど
・海外ドラマ(吹替演出):『クリミナルマインド』、『THE HEAD』、『ピースメイカー』など
・ゲーム(日本語版セリフ収録):『ファイナルファンタジー』シリーズ、『キングダムハーツ』シリーズなど
- 音響字幕制作事業部:https://tfc-dubsub.com/
- 桐朋学園芸術短期大学 https://college.toho.ac.jp/
1964年創立、東京都調布市にある私立短期大学。日本でただひとつの実践型芸術短期大学として、音楽専攻、演劇専攻の2専攻をもって、芸術文化の創造と発展に寄与しうる人材の育成を目標としています。2025年からは声優コースを新設し、カリキュラムの一層の充実を図っています。